S17 禁止伝説解禁前最後の奮闘 レート1941 最終464位
こんにちは、閲覧ありがとうございます
左京山といいます
禁止級伝説がランクマッチで解禁される前の最後のシーズンで自分なりに納得のいく順位が取れましたので記念に記事を書いてみました
構築経緯
前回三桁とレート2000をとれたのがオーガポンが解禁されたS10。それを最後に半年間、碧の円盤で新たに解禁されて以来ぱっとした成績やいい構築ができずにいました。
そんな中、よく配信を見に行っていたゼクロムの人こと徳川家康こと小説家のはっしーさんがシーズン16で見事最終1位を獲得されたということで、普段高順位をとられた方の構築を使ったりすることはないのですが、さすがに使うしかないということで構築を作りました。
作成当時はまだ並びや持ち物などの表面情報しか公開されていなかったので、配分は本家とはちょっと違いますが、ほぼ同じようなパーティが完成。そこから一か月間これをベースにランクマを遊んでいて、最終的に今の形になりました。
元の形だとマリルリのところが身代わり瞑想のブーストエナジーハバタクカミで、今期だとハチマキパオジアンで結果を出されていますね。瞑想ハバタクカミは自分では出しどころがよくわからず、腐ってしまっていたので見た目上はイーユイや悪ウーラオスに強そうな顔をしていて、運負けを消したり遂行速度の遅いパーティに確実なとどめを入れられるマリルリを採用しました。
元になった構築のURLを張っていいという許可もいただいておりますので是非そちらもご覧ください。
パーティ紹介
①
イーユイ@こだわりスカーフ フェアリーテラス 災いの玉
臆病 実数値(努力値) 131(4)-90-100-187(252)-140-167(252)
火炎放射 オーバーヒート 悪の波動 テラバースト
こだわり三銃士その1。上から制圧するプロ。基本的にはランドロスのとんぼ返りから展開することが多い。配分は特攻と素早さに全振りにしてとにかく上をとることを重視した。また、構築全体的に相手のイーユイがかなり重いので、他のポケモンが不利対面をとった際には無理やりあと投げしていたのでかなりの過労死枠だった。火力は臆病スカーフでも申し分ないし、オーバーヒートでのフィニッシュ性能が高く重宝した。
先発ランドロスが多い構築なので、不意の氷技やたまに速い眼鏡やメテオビームブリジュラスにで落ちさせられることがあったため、そこから切り返しやすいフェアリーテラスが使いやすかった。
最も多かった展開としては初手ランドロスとパオジアンが対面した際に氷テラスを切ってとんぼ返りで削りを入れると、スカーフイーユイで確実に倒せるので、基本的に後投げの利かないポケモンなのでそのまま処理して裏と対面して削ることできるのが非常に強力だった。瞑想ハバタクカミに弱いので裏の天然ヘイラッシャ、もしくはアーマーガア、マリルリで対処する必要があります。
強みと弱みがはっきりしているポケモンなのでそこを生かせると頼もしかった。
②
タケルライコ@こだわり眼鏡 ステラテラス 古代活性
臆病 201(4)-83-111-189(252)-109-139(252)
10万ボルト ボルトチェンジ 迅雷 流星群
耐久力と火力が高く、水ウーラオスが強い環境を終わらせてくれたあまりにも首の長い最強ポケモン。
水ウーラオスをはじめ、基本的にすべてのオーガポンに強く、ボルトチェンジでの対面操作性能や火力の押し付けによる荒らし性能高さがウリ。
高耐久のポケモンをステラテラスでの予想外の一撃でワンパンして数的有利をとることができる。特にママンボウ構築のママンボウは普通のライコでは瞑想を積めないとワンパンできず、居座ってテラスも切らずにミラーコートやクイックターンを打ってきたりとなめらて来たところをテラス10万ボルトで仕留めるのが非常に爽快。少し残念なのはHDグライオンは素の流星群で低乱数でしか倒せないところ。
よくいるタケルライコは耐久に振った瞑想型やゴツメ型など耐久に厚く振った個体が多い中、このライコはCSぶっぱの耐久ほぼ無振り。遅いイメージがありますが、素早さ種族値75あるので見た目よりははるかに素早さが高いポケモンです。最速にしていることのメリットはミラーでほぼ負けないこと、耐久に厚く振って素早さにほとんど振っていないオーガポン(無振り130)の上をとってボルトチェンジや流星群を打ってそのまま倒してしまえる点。準速だとこれができないので火力よりも素早さを優先した。
並びが特徴的なので構築記事を読み込んでいる人には型バレしてしまうことがあり、キョジオーンをワンパンしようとしてテラス流星群を守るで様子見してからフェアリーテラスでテンポをとられることが多く、迅雷も含めこだわりの弱点でもあった。
③
ランドロス(霊獣)@こだわりハチマキ 氷テラス 威嚇
意地っ張り 195(244)-209(196)-110-112-101(4)-119(64)
思った以上の超火力。
最近のランドロスは強力な特殊アタッカーを止めるチョッキ、起点作成でステロ岩石封じの型が多く、持ち物の順位としてはチョッキ、オボン、スカーフ、襷、ハチマキの順で多く、フルパワーで殴ってくる型よりも受けに特化した型が多い印象です。
しかし、ランドロスといえば一般ポケモン最高峰の攻撃種族値。セグレイブやオノノクス、他にはデメリットの大きすぎるケッキングややることまるわかりのイルカマン、このあたりしか並べるポケモンがいません。パオジアンはいろいろずるいのでまた別です。
等倍でも受かるポケモンがほぼ存在しません。原案では耐久と攻撃を少し下げて素早さを準速ブリジュラス抜き抜きまで振っていたそうですが、火力をそんなに下げたくなかったのとハバタクカミのテラスしていない眼鏡ムーンフォースを余裕を持って耐えるためにHAベースでの配分にしています。素早さは特に仮想敵はいないのですが、固めの中でも素早さ高めのカイリューを抜けたらいいなくらいまで振っています。
強い点は圧倒的パワーととんぼ返りによる対面操作性能。また、一発芸として有名な氷テラバーストですが、ランドロスに限っては氷4倍という丸出しの弱点があるためむしろ耐性テラスの側面が強いという珍しいパターンです。特にこの点がうまく働く場面は初手に出てくるパオジアンとの対面で、イーユイのところで前述したようにパオジアン対面でつらら落としをほぼ被害なしでとんぼ返りを打ちながら襷まで削ることができ、イーユイにつなぐことができます。つらら怯みからの聖なる剣はキレます。
当然ミラーにも強く、ステロまきや様子見のチョッキランドなどは威嚇込みで当然ワンパンです。その手のランドロスは基本的に素早さが遅く、草結びを搭載したランドロスや下からとんぼを打ちたい場合、特攻よりも素早さに下降補正をかけることが多く大抵上から一方的に倒すことができます。型バレしているときは読まれて引かれることがたまにありましたが、高耐久のポケモンを一方的に倒せるのは魅力です。逆に素早さを中途半端に上げているため、特性の発動順でこちらが上をとられている場合、スカーフもしくは襷と断定してとんぼ返りで下から対面操作していました。
有利なポケモンとしてはパオジアン、ランドロス、HDブリジュラス、炎と岩のオーガポン、タケルライコ、後は遅いポケモン全般。
逆に苦手なのは受けられないくらい高火力のイーユイ、ハバタクカミ、悪テラスハチマキのパオジアン。早くてパワーのあるポケモンは少し苦手です。
選出率一番高く、構築の要となるポケモンでした。
④
アーマーガア@オボンのみ ノーマルテラス ミラーアーマー
生意気 201(220)-118(84)-126(4)-73-143(200)-64(個体値0)
アイアンヘッド とんぼ返り 挑発 羽休め
アカツキガチグマとハバタクカミに対して無類の強さを誇るクッション役。この2匹に対して安心して引き先になれる数少ないポケモンです。グライオンが何もできないポケモンとしても有名ですね。逆にそれ以外には起点にされやすいので、できるだけ長居はさせずに下からとんぼ返りを打つのが主な仕事。
調整としてはHDベースでガチグマの下からとんぼ返りを押すために素早さ個体値を落としています。またハバタクカミやランドロスを倒すために氷テラスしてきたポケモンの処理を早めたり、とんぼ返りで裏への負荷を増やすために攻撃にも少し振っています。
原案ではドラゴンテラスで採用されていましたがハバタクカミに後投げした際に眼鏡シャドーボールでオボン発動、ステラテラスで強引に突破されたり、電磁波祟り目で止められたりという場面が多々あったため、オーガポンやイーユイから無理やり逃げるためのドラゴンテラスよりもゴースト技を透かしたかったのでノーマルで採用しました。はっしーさんご自身も今期はノーマルで採用されていたので同じ意図でそうされたんじゃないかと思っています。
⑤
腕白 257(252)-120-177(204)-76-92(52)-55
ヘイラッシャ@食べ残し フェアリーテラス 天然
ウェーブタックル ボディプレス あくび 守る
はっしーさんのSVでの一番相棒です。一説ではヘイラッシャを流行らせてS18でゼクロムを暴れさせるために1位をとって環境を操作しているといわれてます。
このパーティで一番選出を強制させるポケモンだと思っていて、タケルライコやオーガポンを必ず呼んでくれるため相手の選出を読みやすく、選出して活躍させる、というよりもどちらかというと見せポケとしての役割で使っていました。
選出すれば水ウーラオスやパオジアン、詰まないと弱いハバタクカミに対して強力なストッパーになってくれました。
じわれは当たらないのでいりません。
⑥
のんき 207(252)-70-135(180)-80-110(76)-54(甘えの個体値12)
マリルリ@特性ガード 鋼テラス 草食
渦潮 滅びの歌 アンコール 守る
このパーティの原案からの数少ない変更点。
調整意図は耐性が優秀なのでワンパンされなけばいいかなと特に想定先はありません。しいて言うならオーガポンにごり押しされにくいように防御に少し厚くしています。
ハバタクカミは難しくて自分にはうまく選出できなかったので、この枠はいろいろポケモン試してはいました。主にイーユイや悪ラオスに強いポケモンいないかなぁとアシレーヌを試したりしましたが、残念なことに上記の通りヘイラッシャの選出圧で出てくるポケモン、特にオーガポンたち弱かったため、あまり活躍できず解雇。このマリルリにできることは正直アシレーヌでも全く同じことができます。
渦潮滅び型といえば有名な戦術で、数的有利をとった状態で相手の最後のポケモンに滅びの歌を使い、守って交代、そのポケモンが倒されたとしてもマリルリで再度守るを使えばちょうど3ターンが経過し、挑発されようがアンコールされようが確実に勝利できる最強の戦術ですね。
ではなぜマリルリになったかというと、特性の草食です。
マリルリといえば力持ちで攻撃力2倍という最強特性が有名なため、後投げされてもアクアジェットやじゃれつくなどを考えると挑発を打つのはとても難しいです。パーティ的にもチョッキに見えるんじゃないでしょうか。
草技を打ってきたポケモンをアンコールで縛ったり、予期せぬ縛りで相手を積ませることができ、ここがテラスを切らないとオーガポンに無力なアシレーヌとの大きな差別化点です。また、攻撃技以外にも草技のキノコの胞子やヤドリギの種に安心してあと投げできるのも強い。
滅びの歌の強みは上記の滅び戦術によりバトン戦術や遂行速度の遅いまもみが戦法に何もさせずに一方的にに勝利できるため、ラティアスやウルガモスなど積み始めたら止められないポケモンに無理やりとどめを刺していけます。
謎の持ち物特性ガード
皆さんこのアイテムはご存じですか?
特性を変える効果を無効化するという意味の分からない効果を持ったアイテムですが、実は特性を貫通する型破りを無効にするという効果があります。
型破りの炎オーガポンが出て以来少し有名になったアイテムですね。
ヒードランに持たせている人がたまにいます。
これにより炎のオーガポンに草技を打たれて負けという悲しい事故を防げます。なお炎テラスツタこんぼうが痛すぎますが、マリルリに炎テラスは打ちづらいと思います。アクアジェットが痛すぎます。
ここまで聞くとめちゃくちゃ強いポケモンですが、序盤にやむなく展開した場合、技を打った瞬間に型バレしてやりたい放題されてしまうので、いかに数的有利をとって終盤に展開できるかが大事になってくるので少し扱いが難しいポケモンでした。
戦術
主に各ポケモンのところで書いた通りです。
基本選出はランドロス、イーユイあと1匹。各々のポケモンが得意な相手がいたら出す。
見た目は水ウーラオス全く出したくなくなる構築にしたはずなんですが、なぜか出てくるので完全に切った選出をするとぼこぼこにされることがあるので注意です。
構築ごとの有利不利ははっしーさんの記事に詳しく書かれていますのでぜひご覧ください。
まとめ
シーズン序盤は全く勝てず、1位の構築使っても勝てないことに嘆いていましたが1か月ずっと使い続けていると手になじんできたのか終盤になると少しづつ勝てるようになってきて最終日にこの順位まで上げることができました。元が強い構築なのもありますが、一つの構築をあきらめずに使い続けてここまで来られたので、練度を高めることの大事さを学べました。
剣盾のころからファンだったはっしーさんを参考(丸パクリ)にしていい成績をとれたので禁止伝説が来る前のいい締めくくりすることができました。
対戦してくださった皆さん、ありがとうございました
そしてパクらせてもらったはっしーさんには感謝が尽きません
またいい成績を取れたら何か書きたいと思います
ここまで長文ありがとうございました